昨日7月16日は虹の日なのだそうな。
「なないろ」だから。
全然全くの偶然だけど
昨日午後から行った三ヶ日WATTSは私の中では
虹の思い出の場所。
今調べたら、もう4年も前の事なのに
それはそれは鮮明に私の中に彩られたまま残っています。

その時写真に書き添えた日記と
付け足して書いたショートストリーを読み返しました。
それを転記致します。
途中まではノンフィクション。
途中からは創作です。
ドーってことないストリーです。
【虹がやってきた】
その時私はとあるカフェにおりました。
お天気はうす曇り。
時折小雨が降っていました。
そのカフェの前面には湖が広がっています。
その景色を一枚の絵のように見せてくれる
全面ガラスがこのカフェの大きな魅力です。
夏の昼にはキラキラ光る湖面と
マリンスポーツを楽しむ人々を
暮れ行く時刻にはその切ない色の移ろいを
夜には向こう岸の遊園地にある
観覧車のイルミネーションや
季節によっては花火を観ることができるのです。
私はこの日の午後、
音楽仲間数人とここで過ごしておりました。
何時頃だったか手元の携帯電話から
ふと目を外に移すと
虹が出ているではありませんか!!
「わぁ虹だっ!」
自称虹レーダーの私(笑)
私は虹が大好きです。
店内にいたのは私たちのグループだけ。
私の声でみんながお店の外に飛び出して
小雨に濡れながら
湖の向こう岸辺りに掛かる虹を見たのです。
少し雲が多い薄ネズミ色の空には、
虹の向かって右側の弧が描かれておりました。

きれい。。。
みんなでシアワセを共有しました。
ひとしきり盛り上がり写真を撮っていると
雨がまた少し強くなってきたので
店内へ戻りました。

そして10分くらい経ったころでしょうか。
もう消えちゃったかな…と
私は何気なく再びお店の外に出てみたのです。
すると空にはさっきよりもくっきりと
大きな虹の架け橋が掛かっているではありませんか!?
きれいなアーチの!!
私の視界にやっと入りきるくらいの大きな大きな虹です。
お店の扉を開けて再び中のみんなに叫びました。
「虹!アーチで全部見えてるよ!」

よく見るとくっきりした虹の上に薄っすらともう一本の虹が架かってる。

あぁ、なんてきれいなんだろう。
夢見心地で虹を見ていると・・・
こんなことってあるのでしょうか?
虹がどんどんこちらに近づいてきているのです。
虹が最初に出た時には
対岸に近い場所に出ている様に感じたのですが
この時はすでに湖の真ん中辺りから
虹が上っているのです。

その虹の根元は時間が経つほど
その色合いを濃くしていました。
そしてより近くに
より深い場所から
虹の根元は湖の水と溶け合って
虹が生まれていたのです。
私たちのいる場所からは
マリンスポーツをしている人たちが
虹をくぐって遊んでいるかのようにも
見えました。
なんとも神秘的な光景。
そのうち虹はこちらに上がってきて
私たちもその虹の下をくぐるのではないか
と思えるほど。
嬉しくてはしゃぎたい気持ち
感動して口数少なくなる気持ち
ここのマスターでさえ初めて見た光景だと言いました。
みんなで一緒に同じ夢を見ているようでした。
みんなでいっぱい写真を撮りました。
科学的にはちゃんと説明がつくのでしょうが・・
もちろん説明なんて要りません。
虹は私たちに近づいてきたのです。
一人の子が言いました。
「虹の根元にはお宝が埋まってるんだって。掘りに行きません!?」
「いいね、私も行ってみたい」
「えっ、待って。まだこっちに来るよ!」
誰ともなしに駆け足で店内に入り、
おの大きな窓ガラスに顔を付けて見ていると
虹はもっともっと私たちの方に
迫るように近づいてきました。
まさにこちら岸に足を着けたかのように見えました。
「あ、消えちゃうのかな?」
そう思ったその瞬間
虹の根元の七色の光はあの大きな全面ガラスから
すぅーっとカフェに射し込んできたのです。
お店の中はそれはそれは優しい
七色の光に包まれました。
息をのみ、言葉を失う者。
わぁー!っと感嘆の声を漏らす者。
その輝きはとても明るいのに
まぶし過ぎて見えないということはないのです。
表情や表現は違うものの、
みんなで同じ体験をしたのです。
その時みんな気付きました。
虹のたもとに眠るお宝とは・・・
一緒にいたアナタ
キミ
ワタシなのだと。。。
互いが互いと見つめ合いました。
そのことを言葉にしたは人いません。
そう、それでもみんな同じ思いなのは
疑いようもありません。
あなたは私のたからもの。
私もきっとあなたのたからもの。
みんな誰かのたからもの。
虹を見た場所。
音楽仲間が集う店。
WATTS。
おしまい
ちなみにノンフィクションはお宝探しの
提案発言まででした。
多分私は一生あの日の事を忘れないと思います。
「なないろ」だから。
全然全くの偶然だけど
昨日午後から行った三ヶ日WATTSは私の中では
虹の思い出の場所。
今調べたら、もう4年も前の事なのに
それはそれは鮮明に私の中に彩られたまま残っています。

その時写真に書き添えた日記と
付け足して書いたショートストリーを読み返しました。
それを転記致します。
途中まではノンフィクション。
途中からは創作です。
ドーってことないストリーです。
【虹がやってきた】
その時私はとあるカフェにおりました。
お天気はうす曇り。
時折小雨が降っていました。
そのカフェの前面には湖が広がっています。
その景色を一枚の絵のように見せてくれる
全面ガラスがこのカフェの大きな魅力です。
夏の昼にはキラキラ光る湖面と
マリンスポーツを楽しむ人々を
暮れ行く時刻にはその切ない色の移ろいを
夜には向こう岸の遊園地にある
観覧車のイルミネーションや
季節によっては花火を観ることができるのです。
私はこの日の午後、
音楽仲間数人とここで過ごしておりました。
何時頃だったか手元の携帯電話から
ふと目を外に移すと
虹が出ているではありませんか!!
「わぁ虹だっ!」
自称虹レーダーの私(笑)
私は虹が大好きです。
店内にいたのは私たちのグループだけ。
私の声でみんながお店の外に飛び出して
小雨に濡れながら
湖の向こう岸辺りに掛かる虹を見たのです。
少し雲が多い薄ネズミ色の空には、
虹の向かって右側の弧が描かれておりました。
きれい。。。
みんなでシアワセを共有しました。
ひとしきり盛り上がり写真を撮っていると
雨がまた少し強くなってきたので
店内へ戻りました。

そして10分くらい経ったころでしょうか。
もう消えちゃったかな…と
私は何気なく再びお店の外に出てみたのです。
すると空にはさっきよりもくっきりと
大きな虹の架け橋が掛かっているではありませんか!?
きれいなアーチの!!
私の視界にやっと入りきるくらいの大きな大きな虹です。
お店の扉を開けて再び中のみんなに叫びました。
「虹!アーチで全部見えてるよ!」

よく見るとくっきりした虹の上に薄っすらともう一本の虹が架かってる。

あぁ、なんてきれいなんだろう。
夢見心地で虹を見ていると・・・
こんなことってあるのでしょうか?
虹がどんどんこちらに近づいてきているのです。
虹が最初に出た時には
対岸に近い場所に出ている様に感じたのですが
この時はすでに湖の真ん中辺りから
虹が上っているのです。

その虹の根元は時間が経つほど
その色合いを濃くしていました。
そしてより近くに
より深い場所から
虹の根元は湖の水と溶け合って
虹が生まれていたのです。
私たちのいる場所からは
マリンスポーツをしている人たちが
虹をくぐって遊んでいるかのようにも
見えました。
なんとも神秘的な光景。
そのうち虹はこちらに上がってきて
私たちもその虹の下をくぐるのではないか
と思えるほど。
嬉しくてはしゃぎたい気持ち
感動して口数少なくなる気持ち
ここのマスターでさえ初めて見た光景だと言いました。
みんなで一緒に同じ夢を見ているようでした。
みんなでいっぱい写真を撮りました。
科学的にはちゃんと説明がつくのでしょうが・・
もちろん説明なんて要りません。
虹は私たちに近づいてきたのです。
一人の子が言いました。
「虹の根元にはお宝が埋まってるんだって。掘りに行きません!?」
「いいね、私も行ってみたい」
「えっ、待って。まだこっちに来るよ!」
誰ともなしに駆け足で店内に入り、
おの大きな窓ガラスに顔を付けて見ていると
虹はもっともっと私たちの方に
迫るように近づいてきました。
まさにこちら岸に足を着けたかのように見えました。
「あ、消えちゃうのかな?」
そう思ったその瞬間
虹の根元の七色の光はあの大きな全面ガラスから
すぅーっとカフェに射し込んできたのです。
お店の中はそれはそれは優しい
七色の光に包まれました。
息をのみ、言葉を失う者。
わぁー!っと感嘆の声を漏らす者。
その輝きはとても明るいのに
まぶし過ぎて見えないということはないのです。
表情や表現は違うものの、
みんなで同じ体験をしたのです。
その時みんな気付きました。
虹のたもとに眠るお宝とは・・・
一緒にいたアナタ
キミ
ワタシなのだと。。。
互いが互いと見つめ合いました。
そのことを言葉にしたは人いません。
そう、それでもみんな同じ思いなのは
疑いようもありません。
あなたは私のたからもの。
私もきっとあなたのたからもの。
みんな誰かのたからもの。
虹を見た場所。
音楽仲間が集う店。
WATTS。
ちなみにノンフィクションはお宝探しの
提案発言まででした。
多分私は一生あの日の事を忘れないと思います。