2月23日の公演を最前列で
(出入りしやすい席ということで)観て
公演後のアーティストトークで、
木ノ下歌舞伎主宰の木ノ下裕一さんと
SPACの総監督演出の #宮城聰 さん、
木ノ下歌舞伎『義経千本桜―渡海屋・大物浦―』
にも出演した、
俳優・#三島景太 さんのお話を伺ったら
どうしてもそれを踏まえて
もう一回この作品を観たくなりました。
で、翌日電話で予約。
一般の公演は昨日の3月5日が最後。
最終公演ということで、
このタイミングがラスイチくらいの席だったようで
友達からの一緒に行きたいという連絡に
数分後に電話したけど満席。
そんな希少な席で観劇してきました。
行ってよかった!!!
今回の席はかなり下手(左)寄りの2階
#バルコニー席。
23日とは全然違う場所、方向からで興味深かったです。
舞台に見えない部分はあったものの、
そこは前回観てあったので思い出しながら
ステージ全体の5分の4くらいは観えてる感じ。
ステージの床があき、
奈落を少し覗き見できたことも面白かった。
俳優さんも素敵、
衣装も、生演奏(和太鼓やドラなど)も素敵でした!!!
前回も思ったけど、さすがプロだと思ったことに
マスクを着用してのお芝居があげられます。
夫婦二人での会話のときにはマスクは外していて
客人が来た時点でマスクを着用。
えっ!?それでは感染対策になってないじゃん、
とお思いでしょ?
なんと接近しての台詞は録音だったのです。
それを前回のトークショーで知り、
今回は口元含めた表情を見ていても
全くわかりませんでした。
龍神である白雪姫のマスクの着脱が
とっても素早くそしてきれいだと思っていたら
眼鏡のつるのような
引掛けタイプのマスクだったのが分かったり、
鯉、蟹、鯰の妖怪たちは衣装と合わせて
マスクを作ってあるのでもちろん違和感などなく
衣装の一部になっているし、
百合を生贄に連れて行くとやってきた奴等の
マスクの両端には神事を思わせる
紙垂(しで)が付いていたり、、、
7年ぶりと言ったろうか。
今回は特に再演するにも全く違うところからの
構築だったんだろうなぁと思いました。
話したいことがいっぱいあって書ききれないけど、
こんなプロ集団が静岡県にあるって、
なんて素敵なんだろう!!って思いました。
そして今回も公演後の時間に感激。
23日のこの時間が私を2回めの観劇に
足を運ばせたんだもんね。
今回は #バックステージレクチャー でした。
本来なら観客とのふれあいの時間。
質問コーナーもあるのでしょう。
が今回は感染対策として
観客から直接の質問を受ける形ではなく
スマホで『LIVE アンケート』というサイトを使って
その場で質問を送信すると
ステージの司会の方がご覧になり
お答えくださると言う形。
恥ずかしがり屋の私にしたら好都合です!
直接質問なんかできないけど、これならできる!
パタパタと打って送信。次々送られる質問に
取り上げて頂けるかドキドキしながら
レクチャーを拝見していたら‥‥
ヤッタ読んでくださいました!
私の質問は舞台での生演奏。
まるで歌舞伎や能のように生演奏がされるので、
臨場感、音圧、前回は1階の席だったので、
お尻に振動すら感じたのです。
音楽集団がいるのかしら?
でも俳優さんたちも最後のシーンでは
太鼓を素敵に叩いていたし、、、
を引っくるめて、
SPACさんでは生演奏をよくされるのか
と質問しました。
答えは、ここの舞台監督宮崎總さんの作品では
8割がた生演奏されているとのことでした。
うーん、他の作品も観たくなるぅ♡
会員になって、優先で選べるいい席で
またSPACさんの作品を観たいなぁ、
と会員の案内を読んだのだけど、
障害者割引の方がぐんと安い。
悩まず安い方を選択。
この決断の早さが文化的じゃないな、私
と苦笑い
実は昨年暮れから演劇がすごく気になっていて
市民劇団もできたりして、
もしかして私、またやってみたい期に入ったのか?
と思ったけど、どうやら演る方ではなく、
観る方だったらしい。
たぶん今年は何度と
静岡に足を運ぶことになるだろうとの予感。
せっかく取れた最終日の公演。
まん延法延長で少し迷ったけど、
神様?なかさ1?の計らいを感じました。
時間にかなり余裕を持って出るも道は渋滞。
着いたけど近くの駐車場が満車で、駅前の駐車場へ。
強風(夜のニュースによると
東海地方は春一番だったのね)で煽られて
後退りしたり、転びそうになりながらり
一歩が出せなかったりで、
半べそかきつつ会場に入ったのは開演5分前。
電話予約だったから支払いをしたり
このご時世、名前と連絡先のカードを書いたり
超焦ってはいたのですが、
満席というお客様の殆どは着席され、
入場時の混み合いなしに席へ。
そして2列あるバルコニー席の前列のため、
人は密集しておらず、
本当に安心して舞台を堪能できました。
すべてのことに感謝です。
最後、会場を出て表のポスターを見て
余韻に浸っていると、
受付をしてくださったスタッフの方が出てきて
写真を撮りましょうかとお声掛けくださいました。
すごい気配りにびっくり。
不意のことに
最近使ってない表情筋がガチガチの顔も
撮って頂きました。
富士山が霞んで見えてない。春だね。。。
#SPAC さん本当にありがとうございました。
SPAC=Shizuoka Performing Arts Center
=公益財団法人 #静岡県舞台芸術センター
専用の劇場や稽古場を拠点として、
俳優、舞台技術・制作スタッフが活動を行う
日本で初めての公立文化事業集団